ベビーソープが大人に使えるのは言うまでもありません

ベビーソープを大人が使うというのは最近はかなり一般的な考えになってきましたが、そもそもベビーと付いているからなんとなく赤ちゃんが使う物であり、大人が使う物ではないという先入観があるだけではないでしょうか？

誰がベビー用を大人が使ってはいけないなんて決めたのでしょうか？？
誰も決めていないですよね。先入観です。

石鹸では手を洗ったり、顔を洗ったり、頭を洗ったりできても、ハンドソープで洗顔したり、体を洗っていると聞いたらドン引きする人も多いのではないでしょうか？

成分にこだわっているメーカーのハンドソープなどは刺激強めなシャンプーよりよっぽど低刺激ですよ。

よくあるのが、ベビーソープでは大人の洗顔やボディソープとしては洗浄力などが物足りないという意見です。

そういう方はベビーソープで実際に洗顔や体を洗ってみてください。

洗い流した後、肌がヌルヌルしますか？
洗浄力が足りないというのは、フライパンについた頑固な油汚れを洗剤で洗い流した後もキュキュっとならずにヌルヌルしている状態を言います。

赤ちゃんだろうが、大人だろうが、皮脂くらいベビーソープで十分洗い流せます。

それこそ、洗顔料などを全く使わずお湯で洗顔するだけでも顔の皮脂は結構落とせますよ。

むしろ皮脂を落とし過ぎるとお肌の潤い保持成分まで溶けだし、お肌の乾燥を招くだけです。

一日生活するといわゆるTゾーンが皮脂でベトベトし出すものですが、ベビーソープによる洗顔で十分落とせますので、洗浄力が物足りないことはないでしょう。

大人だから強い洗浄力が必要と思っている方は考えを改めた方が良いでしょう。

むしろ赤ちゃんから大人、お年寄りまで美しく健康的な美肌でいたいと思うのであれば、お肌に負担をかけないように努めるべきです。

お肌への負担は色々あります。

紫外線、摩擦、メイクアップ化粧品や基礎化粧品に含まれる成分による刺激、肌トラブルの悪化によるお肌へのダメージ

等です。

昔はニキビの原因はアクネ菌⇒アクネ菌は皮脂が大好き⇒過剰な皮脂が原因⇒皮脂をなくせばニキビ対策になるという考えが一般的でとにかく洗浄力の高い洗顔がおすすめされていたこともありました。

ですが、アクネ菌は空気に触れると死滅してしまうので、過剰に皮脂を落とす必要はなく、毛穴などが皮脂でつまることさえ防げればアクネ菌が繁殖できず、ニキビ予防になります。

そのため、今のニキビケアは過剰な洗浄は逆効果という認識に変わっています。

ベビー用は赤ちゃんに使えるくらいやさしいという発想から勝手に大人の肌に対しては洗浄力が物足りないとか思い込むのはやめましょう。

まれに、ベビーソープを大人が使うのはおすすめできない理由として真逆のことが書かれていることもあります。
ベビーソープには殺菌成分が含まれていることが多く！のような内容です。

何を言っているのでしょうか？とっても謎です。

殺菌成分が何を差しているのかよくわかりません。防腐剤のことを言っているのか、薬用ベビーソープの有効成分を差しているのか知りませんが、
大人用にも防腐剤は含まれていますし、薬用の洗顔やボディソープもあります。

ベビーソープが大人用の洗顔やボディソープに比べ殺菌成分が多いなんて何を根拠に？って感じです。

むしろ、まともに赤ちゃんのお肌に向き合って製品開発しているメーカーであれば、赤ちゃん用に配合される成分は大人向けよりも低刺激なものを採用します。

ランキングサイトで多いのですが、どう考えても成分的に1位になっているものより、3位や5位などの商品の方が低刺激そうなのにというおかしなランキング付けになっていることがあります。

ランキングなので、例えば、コスパが良いベビーソープランキングで安くてそれなりに成分も低刺激にこだわっていそうなベビーソープが1位にくるならわかります。

ですが、安心して使える赤ちゃんに優しいベビーソープランキングなどで、1位に旧表示指定成分が入っているベビーソープが来て、3位とかに旧表示指定成分が使われていないベビーソープがきているのはおかしいと思います。

でもそんなサイトいっぱいあります。

旧表示指定成分がなんなのか分からない方はググってみてください。

そのランキングが信用できるかどうかを確認するには自分自身がある程度成分知識を身に付けないと難しいです。

とはいっても、自分自身に成分知識があれば、わざわざランキングサイトなんて見なくても自分で良さそうなベビーソープを選ぶことができてしまうので、難しいところですが。

一番売れていたり、人気であったり、雑誌やSNSでたくさん紹介されていることが良いベビーソープである証にはなりません。
レビューの満足度の高さは半分くらい参考になります。

ベビーソープ選びの精度を高めるにはやはり、成分知識をある程度は身に付けたいものです。