どんな成分なら赤ちゃんのお肌にも優しいのか？

化粧品は成分の組み合わせで作られています。

どんな化粧品でもそれは変わりません。化粧品の使用感に違いが生まれるのは成分の組み合わせによるものです。
もちろんベビーソープも化粧品なので同じことです。

簡単にベビーソープに使われる成分の特徴を挙げておきます。

まずは「水」です。
ほとんどの化粧品ではもっとも多い配合量を占めるのが水です。

後はベビーソープという洗浄を目的とした化粧品の場合の成分の目的については次のようになります。

細かいことを言えばもっと目的を分類できるのですが、おおざっぱにはこんな感じです。

これらの目的のために成分が使われます。

もちろん上記の目的以外に使われる成分もあったりします。例えばクエン酸はPH調整に使用されたり、パラベンやフェノキシエタノールなどの防腐剤も上記の目的とは異なります。

まずは洗浄成分（界面活性剤）で刺激の強い成分はどんな成分があるでしょうか？

ラウリル硫酸Na
ラウレル硫酸Na
オレフィン(C14-16)スルホン酸Na

これらは洗浄力、脱脂力ともに強いことで知られている成分です。

赤ちゃん用としては避けたい成分です。

そしてベビーソープのような洗浄系商品の場合は水の次に洗浄成分の配合量が多いのが普通です。

成分表を見てもらえばわかりますが、水、コカミドプロピルベタインとか水、ラウリン酸、水酸化ナトリウムといった表記になっていませんか？

コカミドプロピルベタインは洗浄成分である界面活性剤です。
そして、ラウリン酸と水酸化ナトリウムは石鹸素地です。石鹸も界面活性剤の一つであり、脂肪酸と水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウムを混ぜ合わせることで作られます。

さらに見て頂きたいのが水、コカミドプロピルベタインの後にもココイルメチルタウリンNaとかコカミドDEAやココイルグルタミン酸Naといった成分が記載されていると思います。
そのことからもわかるように大抵の洗浄系商品はいくつかの界面活性剤を混ぜ合わせています。

赤ちゃんのベビーソープを選ぶ時にはまず、水の後の成分がラウリル硫酸Naなどになっていないかをチェックすることをオススメします。
ベビーソープでラウリル硫酸Naが入っているものははっきり言ってみたことありません。

大人向けのシャンプーなどではよく見かけます。

洗浄成分以外で赤ちゃんの場合は特に気を付けて欲しい成分は
いわゆる「旧表示指定成分」と呼ばれる成分です。102種類あります。先ほどのラウリル硫酸Naも含まれます。

よく見かける旧表示指定成分でいいますと、
ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Na（洗浄成分）
PG（保湿剤）
安息香酸Na（防腐剤）
パラベン（メチルパラベン・プロピルパラベン、etc.）（防腐剤）
EDTA-2Na（キレート剤）

が挙げられます。

旧表示指定成分以外なら安心なのか？といいますとそんなことはありません。
ですが、最低限旧表示指定成分を避けるだけでもお肌への優しさは違ってきます。

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