赤ちゃんには無添加！でも無添加だから全て良いは間違い！？

多くの人は『無添加』という言葉に対して、カラダに悪いものが入っていないというイメージを持っていると思います。

そして、本来であるならその皆さんが抱いているイメージ通りの無添加であるべきです。

ですが実際のところ、無添加の中身は様々なのです。

無添加はつまり「添加して無い」ということを指しますので、「何を」の部分がとても大切です。

極端なことを言えば香料を使ってないだけでも無添加を謳うことはできるということです。
さすがに香料を使っていないだけで無添加を大々的に打ち出している商品は見かけませんが、
香料・着色料・パラベンを使っていない無添加などはよく見かけます。

それが悪いとかではなくて、本当にそれで充分なのかということが大切だと思います。

充分かどうかは使う対象にもよると思います。特に赤ちゃんのようなお肌が未完成で刺激に弱いデリケート肌にはそれにあった無添加が必要だと思います。

一般的には無添加化粧品という場合、旧表示指定成分が無添加というのが通常です。

なぜ表示が義務付けられていたのかといいますと、簡単にいうならお肌にとってあまり良いとは言えない成分だから、そういう成分が入っていますよ！入っていることを知った上で選んでくださいね。
というように使う人にこの成分が入っているけど使うかどうかはお任せします！というスタンスだったのです。

そういった旧表示指定成分は全部で102種類（103種類の場合もあります）あります。

よくパラベン無添加とありますが、パラベンは旧表示指定成分です。
他にも化粧品などによく使われる旧表示指定成分は
「安息香酸Na、PG（プロピレングリコール）、ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na、EDTA-2Na」などがあります。

勘違いしないで欲しいのは旧表示指定成分以外は大丈夫というのは間違いです。
旧表示指定成分ではないけれど、それに近い成分というのも存在します。

あとよくある誤解ですが、ベヘニルアルコールという成分がありますが、アルコールという名前が付いていますが、皆さんがイメージするアルコールではないということです。
成分は他の何かと結びつくと全く性質の違う成分に変わりますが、成分の構成式上ではアルコールが付きます。このように聞いたことのある良くない成分が成分名の一部に入っているから悪いということではないのです。

旧表示指定成分以外の無添加では、香料、着色料、シリコーン、鉱物油といったものがよく挙げられます。

それでは赤ちゃんにとって理想の無添加とはどんな無添加でしょうか。

成分でいうと旧表示指定成分や香料、着色料、鉱物油などが無添加であることが良いのは間違いないでしょう。

赤ちゃんの場合はそれだけでなく、余分な成分を使わないという無添加も必要かと思います。

赤ちゃんには保湿は必要でもたくさんの美容成分は必要ないでしょう。

シンプルな成分構成であることが赤ちゃん向けの化粧品には必要です。

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